多作の画家シャガール

シャガールほどいろいろな作品を残した画家もいません。
オペラのポスターから、有名な建物の天井が、そしてステンドグラスの絵に、石版画など、なんにでも挑戦しています。
リトグラフなども、自分で技術を習得し、自分自身で制作しているくらいなんにでも挑戦しています。
画家が自分自身で制作したリトグラフは珍しく、サイン入りのリトグラフは現在では高値で取引されているほどです。
シャガールのタッチは独特で、どのように楽しんだら良いのかわからない方も多いようです。
ですが、無理にその絵の意味を解釈する必要はありません。
見たままで好きなら好き、ちょっと苦手なら苦手でよいのです。
多くの人を惹きつけている絵画なのですから、きっとどこかにこれはいいなと思えるポイントがあるはずです。
それに、これだけ多作な画家ですから、この絵が好きだなと思える絵がきっと見つかるでしょう。
好きな絵が見つかったなら、思う存分眺めてみましょう。
絵画を好きになるのは理屈ではありません。
好きな絵を見つけたら、飽きるまで眺めてみるそこから始まるものなのではないでしょうか。